新型KATANAで旅をしてみたよ
ちょっとした飲みの席で決まったキャンプツーリング。
昔すごく嫌いだった奴と、時間を経て会い親交を温めるみたいなイメージがあって、同窓会と名のつくものには参加しないことにしているんだけど、バイクが好き同士で気の合った奴となら昔話も楽しいかな?ってことで数年前に一度小さな集まりに参加した。
その時のメンバーがたまに集まってお酒を飲んでるんだけど、そこで数日バイクで旅をしよう!って話になったんだ。
まぁ一人は、大人になってからも連んで遊んでた気心の知れた男だし、レンタルで大型バイクを借りて、時間の許す限りただ走ってるってのが楽しいと思ったわけ。
そこで
新型KATANA
まぁかっこいいよね。
賛否はあるみたいだけど、スズキがカタナって命名したんだから
これは間違いなくカタナでしょ(笑)
「こんなのニンジャじゃない!」ってあんまり聞かないし、XSRにRZ風カラーが出ても自然な気がする。なのにカタナはどうしてこうも叩かれるんだろ?
細かいインプレッションは、数多の人たちが書いてるんで、それを読むと大体あたってると思うよ。とても良いオートバイ。よく出来てる。
排気音なんてサンプリング?って思うくらい、4発の大排気量バイクに求められてる音だし、これ買ったら幸せになれる?って真剣に考えちゃった。
そして昔43psか45psかで騒いでいたのがアホらしいほど早い。
スリッパークラッチはアクセルのオフがすごく楽。
某長野県のとある山道で、工事用信号で停車中の軽自動車の前にバイクを滑り込ませちゃったんだけど、その軽自動車のドライバーさんは地元の血気盛んな元気な人だったみたいで、後ろから最高のドライビングテクニックを黒猫に披露してくれたんだけど、そんな最高のドライビングテクニックを前にしても、初めての道の短い直線を一気に加速して、コーナー手前でアクセルをオフ、ブレーキングって動作にギクシャクすることなく次の加速に移れる。とてもスムーズなんでリアシートにキャンプ道具を積んでいても安心。人様のバイクだから、トルクコントロールを実感する前にセルフコントロールしなくちゃいけなかったけどね(笑)
176センチで両足のかかとが少し浮くくらいだし、言うほど腰高な印象はないし、キャンプ場でもコンビニでも取り回しに気を使うことなかったな。
ツーリングバックを積んで快適に走るには、もう一工夫必要だったけど、それはオーナーにのみ許される楽しみ(苦しみ)ってことかな。
ガソリンタンクの容量が小さいから190キロ走行毎に給油なんだけど、この道具はこういうスペックなんだという割り切りがあれば許せる範疇かな・・・多分(笑)
ガソリンスタンドを見かける度に給油すればいいだけだしね。DUCATIのMH900eの5ℓタンクよりはマシ・・・
例えば、仕事帰りに青山の事務所を出て246〜環八、そして第三京浜へ。家に帰るには横浜新道に乗ればいいけど、今夜はもう少しこいつと一緒に過ごしたいから首都高へ・・・幕張あたりでガソリンが無いのに気がついた。昨日給油したばかりなのに。
俺もまだまだ若いな(笑)と言いながら、路肩でJAFを待ちながら、この新しいKATANAを眺め一服。そんな酔狂を楽しめる人は買った方がいいバイク!!
旅の途中で37年ぶりに会う友人は昔と同じくKAWASAKIに乗っていた。
今は本州の半分を縦断するくらいの距離に住んでいても、その気になればバイクで一瞬にお互いを手繰り寄せられるんだね。
修学旅行の代わりに三宅島でキャンプしていたあの頃みたいに、一人は几帳面にキャンプ道具を展開する。もう一人はラフに道具を使い肉を焼く。その間で、二人が用意したご馳走をちゃっかり頂く黒猫。30年以上経過しているのに、10代のあの頃のままな気がする(笑)
全行程1111キロ
※覚書
越前ガニは美味しい。
店らしい店が無い道路沿いにある「あら汁」の暖簾は見逃すな。
新型カタナは高速に乗る前に必ず給油。