スズキ愛② Vanson Cobra MK2
鎌倉の海の側に越して来た頃
黒猫のワードローブにはライダースが5着あったんだ。
バイク用だけじゃなくてね。
まだチビが本当のチビだった頃。
彼女が、チビ達の経験値を上げるのに、海沿いの駐車場で開催されてるフリーマーケットに参加するって事で、「あの革ジャンを全部処分していい?」って聞いて来た。
「こんな海の側に住んでて革製品なんてカビの温床になるでしょ」って言われてね。
ちょうど事故で鎖骨を折ったばかりだったし、高機能なアウトドアウェアの軽さと温かさっていう魔力にはまっていた黒猫は気軽に「OK!!パンクロックは死んだしね。重いライダースはもう着ないよ」と返事してしまった。
80年代に新品で買った有名メーカーの物や、ロンドン土産のライダース達は、その日のフリマの中で一番高い値段設定にしたにも関わらず早朝に完売したらしい。
それから10年ちょっと。
ライダースってのはそんな暖かくないし重いし、夏はサウナスーツみたいになるし、手入れしないと汗を養分にしてカビだらけになるんだけど、風でバタつかないってのが良かったんだよな・・・パタゴニアのDASパーカーなんて、高速道路でパラシュートみたいになるから。
なんて考えながらオークションサイトやフリマアプリを暇つぶしに眺めてると→
ヤバいやつ見つかりました。
や・安い・・・・
Made in USAのVansonの値段じゃない(笑)
もちろんポチッ!!
スズキの純正ウェアには、今もVANSONとのダブルネームがラインナップされてるんで、スズキの企画担当者に渋カジブームにどっぷりはまった人がいるのかな。
隼バージョン
GSX-Rバージョン
TL1000バージョン
なんかは今でも海外オークションで見かけるんだけど、この鈴木さんバージョンは初めて見た。
にしてもこのデザイン・・・
スタンダードなCobra MK2は、分別ある大人のライダーがチョイスしそうなんだけど。
モデルさんは大排気量のCBRとかNinjyaに乗ってそうな
大人のライダーですね。
さてスズキさんバージョンは・・・
分別のない大人しか着れませんね
Cobra MK2の特徴はフロント部分のパンチングなんですが・・・
なぜパンチングの穴を塞ぐのでしょうか
Vansonのデザインの肝と言えば両肩に付いたエンブレムですが・・・
Leathers=皮革 正解です(真顔)
左肩のエンブレムに至っては・・・
作業着屋の名入れサービスが如く
ちなみに同じVansonとのダブルネームでも
SupremeのBonesだと
プレ値で30万円超え!
うちのチビ「ワンチャンありだね」
いや君。。30万のライダースは無しだよ。
デザイン以外はCobra MK2の装備なので、ライディングウェアとしてしっかり機能が備わっているし、新品ライダースの匂いが残る、まだ誰の型もついてない新品同様のライダースが異様に安かったのは、
通常ラインよりごってり手間がかかってそうなデザインのせい・・・イヤ。
スズキのせい(LOVE♡)