家庭で作るカレーライスの到達点に立った話
自画自賛な話で申し訳ない!
思いつきで作ったカレーライスが予想外に美味かった。
もうこのレシピ以外でカレーライスを作る事はないだろう。
北極点に到達した気分?
自転する天体の最北端、北緯90°の地点のことである。自転軸と天体表面が交差する2点のうち1つである。
そんな訳で忘れるといけないんで書き残しておく。
家で作るカレーだけでなく、そもそも外食でも心の底から美味い!と思うカレーに出会ったことがあるだろうか?
そもそもカレーライスって美味いの?
小学生の頃にキャンプで作ったカレーは正直マズかった。
寮の食堂のカレーもそう。
バーモントカレー派の彼女が作ったカレーライスは・・・まぁ
彼女は最近、去年の結婚記念日に買った二つ目のホーロー鍋を使い、トマトを大量に入れる野菜を煮込むスタイルになったんで、美味しいんだけど、それはもはやカレーライスという料理では無くなっている。
船の仕事がコロナの影響もあってか少なくなり、彼女が仕事で遅くなる事が多くなったんで、夕飯を作る機会が増えたんだけど、そんな中でカレーライスは回鍋肉に次いで手抜き料理の筆頭だ。野菜を切って炒める。肉を炒める。水を分量入れる。ルーを入れる。少し煮たら完成。
他におかずを作る必要も無いんで、仕事の合間に作れちゃう。
美味しい肉を使えば、まぁそれなりに出来るんだろうけど、スーパーでカレー&シチュー用として売っている肉だと…誤解を恐れずに書くとアレを使って美味しいと思うカレーライスにはならない。そう感じて以来、安いステーキ肉を買い、適当なサイズに切って使う様にしていたんだけど、まぁそんな風に作ってもそれなりのもんにしかならなかった。
手抜き料理の代表みたいな(笑)
先週、シディークのダルカレーを再現したくて作ったカレーは、家族の誰も喜ばず、自分だけがシディークっぽく出来たと喜んだだけの不発だったんで、今夜は普通のカレーライスにしようと思った。でもあのいつも似たようなものにしかならないカレーライスを作っても面白く無い。そこで色の黒いカレーライスにしようと閃いた。
ヒントは子供の頃に、カレールーを買い忘れた母親が、カレーなんてルーが無くても作れると豪語して作った小麦粉とカレー粉を炒めて作ったアレだ。あれはマズかった(笑)
〈だいたい8杯分〉
【材料】
たまねぎ 1個
ニンニク 一片
生姜 ニンニクと同じくらい
ニンジン 1本
ジャガイモ 用意したけど入れなかった(お好みで)
牛肉 300グラム程度
カレールー 4杯分の分量(業務用スーパーで売ってた辛口)
小麦粉 大さじ4杯
カレー粉 大さじ2杯
クミンシード 少々
ガラムマサラ 少々
水 8杯分になるよう調整
オレンジジュース 適量
魔法の液体 少々
①、たまねぎ、ニンジン、ニンニク、ショウガをすりおろす
②、①を弱火で炒める。(ベタベタした得体の知れない茶色いものになるまで)
③、フライパンで小麦粉を弱火で炒める(煎るイメージで煤けたみたいな色になるまで)
④、③にカレー粉、クミンシード、ガラムマサラを入れ、さらに炒める
⑤、④がグレーっぽくなってきたら②の得体の知れない茶色いものを混ぜる。
⑥、鍋に水を入れて煮立て、カレールーと⑤を入れ、更に10分程度煮る
⑦、フライパンでスライスした牛肉を両面焼き目がつくくらい焼き、⑥に入れる
⑧、オレンジジュースと魔法の液体で味を整えて完成
⑥の段階で、裏ごしして舌触り滑らかにした方が美味しかったと思うんで、次回はそうしようと思ってる。
魔法の液体については一子相伝にしようと思い、彼女にも教えずに後から娘にだけこっそり教えた。
娘は全く興味がなかったみたいだった。
息子に教えれば良かった。でもそうすると二子になってしまうのでやめておいた。
このカレーライスは一代で潰えてしまうだろう。でもいいんだ。
次にファミリーでキャンプに行くまでに、1人キャンプで更にブラッシュアップして、
なんとなく変なレシピで色の黒いカレーライスを食べたという記憶だけを残してやりたい(笑)
GSX-S150でオフロード走行はできるか
たまに米軍のドックで船のメンテナンスを手伝っているんだけど、通勤でGSXに乗って行くと、うちのチームのボス(油冷のGSX乗り)からスモールジクサーと呼ばれ目を細められてる。アメリカではGSXのことをジクサーという愛称で呼んでるみたいね。
きっとボスはGIXXER150の存在を知らないんだろう。
日本でも発売されているけど、フィリピンでスズキのスモールスポーツと言えば、このGIXXER150。
GSX-Sを買う時に検討したバイクでもある。
デザインはGSXによく似てるけど、フロントフォークのインナーチューブがこっちの方が太くて頑丈そう。GSXを選んだのはDOHCの4バルブエンジンだったからなんだ。
DOHCで4バルブのエンジンを積んでいるのがGSXと名乗れると思っていたんだけど、もうそんな時代じゃないみたいだし、車種をミニマムに絞ってるスズキがこれからGSXという名前をどう扱って行くのか?なんて思いも若干ある。
スズキは自分のとこのモーターサイクルをどんな風に考えていて、どんな風に今後は展開して行くんだろう?もう国内はGSXの1000とVストロームの2本立てで行くつもりな気もする。
TS、RH、RA、RMX、そしてRGなんて2ストの名前はもう2度と使われないだろうし、RMはかろうじてコンペティションに名前が残っているけど、4ストのDRも国内は絶滅。SX?なんじゃそりゃ?って感じ(笑)
トレールバイクなんてもう売れないから作らないのかな・・・
それって寂しいね。125ccで気軽に遊び倒せるトレールバイクが無いと、若い人たちがオフロードに興味が無くなっちゃうだろうな。今そういうバイクを買おうとしたら100万円近く出さないといけないから、あの頃みたいに泥だらけになったり、川に突っ込んで倒したりとか気軽にできなくて可愛そうだなって。道なき道を切り開いてこその若者だよね?
そこでハッと思いついた!!!
スズキが新しいトレールバイクを作らないなら、GSX-Sでオフ遊びしたらどうだろう???
乗り出し総額が20万ちょいのバイクだからこそ(笑)
(ちなみに現時点での下取り価格は7万円らしい・・・)
いや。。ちゃんと大事にしてますよ。
GSX-Sめっちゃ気に入っていて、大事にしてますから。
でも冒険を忘れた大人にはなりたく無いじゃん???
うちのGSX-Sは150ccなんで、しっかり圏央を使って向かえば懐かしの相模川もあっと言う間に到着!!!久しぶりのスタンディング。ロード用のタイヤは右に左にのたうち回り、しまいにはマッドで空転。ウォッシュボードでサスがボトムするとゴリってアンダーカウルのあたりで嫌な音・・・
でもマディじゃないヒルクライムはスルスルっと駆け昇れるし、リーンアウトでのコーナーリングはこの車体の軽さとスピード域ならとってもイージー。エンストしてもセルで一発再始動。
使えますね。
壊せますね。
でも大事なGSX-Sを壊せません。
試した結果は思った通りだった。BMWのG310GSより値段的に思いっきり泥遊びできる。タイヤを交換してアンダーカウル外してガードを付ければ即スモールスクランブラーの完成 だな。
って思ってたらタイのヤマハさんが・・
MT-15ベースの新型を発売だって
'19タイヤマハXSR155試乗インプレッション【小排気量でも走りに妥協なし】 | WEBヤングマシン|最新バイク情報
さすがヤマハさん・・・タイでもおしゃれですな。
オプションパーツでここまで?
スリッパークラッチ?
可変バルブ機構?
ここまでやられたら、これヤマハ買った方がいいですね(笑)
お手上げです。
デザインがちょっとアレだけど、安くて気持ち良く回るDOHCエンジンの味を求めてる人はスズキGSXを・・・
追記・・・
なんとフィリピンのスズキのHPにこんなのが・・・
ア・・アンダーボーンのアドベンチャーですか(笑)
日本のスズキに頼んでデザインしてもらったそうです・・・
日本円で10万ちょい。
さすがですスズキ
フィリピンの置きバイクに買います!
ドクターマーチンを娘に買ってあげた話
娘へ20歳の誕生日プレゼントにドクターマーチンを買ってあげたんだ。
成人式の晴着はレンタルだったけど、ドクターマーチンには思い入れがあるからね。
去年の秋に、玄関に見覚えのない、黒いダサいブーツが脱ぎ捨ててあったから、家族に誰があのブーツを買ったのか聞いたら、娘が買ったらしい事がわかった。
今風の靴しか履かないと思ってから、編み上げのブーツなんて履くんだ?って聞いたら、どうやらファッション路線の変更があったみたい。
あのデザインのブーツを買うならドクターマーチンなんじゃないの?って聞いたら、それは知ってるんだけど、あれって高いからって。
そうか・・・
生まれて初めて聞いた曲を強制的にLONDON CALLINGにされた娘がまだ小さい頃、お揃いでドクターマーチンを履きたくて、小さいサイズを探し回ったんだ。今みたいにネットで海外からでも取り寄せられるって時代じゃなかったんで、原宿、渋谷をしらみ潰しに探したんだけど、小さな足に合うサイズが見つけられなかったのを思い出した。あの頃ってどうしてあんなに暇だったんだろう?(笑)
黒猫が今も履いてるドクターマーチンは、ちょうど成人式の年に買ったんで、もう30年以上も一緒に過ごしてきたんだな。毎日のように履いてた。バイクに乗る時も一緒だったし、何かに怒って壁を蹴ったりもして爪先は傷だらけ、船の甲板で作業する時も履いていたんで、ペンキもついてる。手入れはしていたんだけど、もうすっかりヨレヨレでヘビーローテーションには耐えられそうも無い。あの頃、飲み慣れない酒を飲み過ぎてゲロを吐いた時も、ゲロ溜まりの足元にはドクターマーチンがあった。
あれから何足もドクターマーチンを買ったんだけど、海の近くに引っ越して来た時に、革製品はカビが生えるからと彼女に言われて、沢山のライダースと一緒にフリマで全部売り払い、手元に残したのは初めて買ったスチールトゥーとチェルシーだけ。
彼女には、娘に甘いんじゃない?
買ってあげる必要なんか無いよ!
って言われたんだけど、色々と思いがあるんで、
今回は黒猫の好きにさせてもらった。あの小さかった頃にできなかった、お揃いでドクターマーチンを履きたかったんだ。
タフに履いても、40年だって履けるのは実証してるんで、君もタフに生きてこのドクターマーチンを履きつぶして欲しい。それには長い年月が必要だし、辛い事とか沢山あるだろうけど、そんな時に足元のドクターマーチンを見て、甘やかしてくれた父親を思い出して、応援されてるんだってのを思い出して欲しい。
そんな思いを込めてるとは言わず「長く履いてくれれば嬉しいよ」とだけ娘に言って、ドクターマーチンを渡したよ。
それを見た下のチビは「ドクターマーチンは俺が欲しいって言ってたのに、なんで先に手に入れてるの?ずるいんだけど」と悪態をついていた。
まぁ慌てないでくれ。あと1足買うと非売品のノベルティーがもらえるポイントが貯まるんだ。それが黒猫はどうしても欲しいんで、君もやがて手に入れられるんだから。
GSX-S150⑩ 1年乗ってみた
アクセス解析を見てたら、GoogleとYahooからブログに来てくれる人達は、
GSX-S150を検索して読みに来てくれてるみたいなのに、GSX-S150についてそんなに書いて無くてすみません。
乗り始めて1年。まるっきりの吊るしのまま・・・メンテナンスもオイル交換を4回しただけで、あとは洗車くらい。日本にいる時は、ほぼ毎日乗っているけど、取り立てて事件がある訳でも無く。
言い換えると、さすがスズキって事か
インドネシア生産でも、問題なしですな。
ワゴンRやジムニーと同じで、乗りたい時にイグニションをひねれば(ジムニーはボタンを押すだけで)いつでもどこまでも走り続ける。
神経質なところはどこも無い。
イタリア製の赤い奴だと、こうはいかなかった(笑)
早朝出港する為にまだ陽が昇る前でも、セルを回せば即走り始められるってのは、
とっても重要。
3000kmで交換しているオイルはワコーズの高めのを止め、前回からスズキ純正エクスターに変更。普通に乗っている分にはこれで充分って判断ですね。それとスズキ純正用品の売り上げの一部がモトGP参戦中のスズキを少しだけ応援することになるかな?って(笑)
前にも書いたけど、燃費は他のブログ記事と全然違う・・・
現状1ℓ=33.5km
これの原因はわかってる。7000rpm〜11000rpmまでを多用して走ってるから。
せっかくのDOHC。しかも単気筒。美味しい所まで回して走りたいよね。
4000rpm〜5000rpmでのシフトチェンジをしていれリッター40kmは走ると思うんだけどさ。パワーバンド入れて走るから楽しいんでOK!!
用途を考えると性能面では概ね満足している。
150ccにETC付けて高速使ってどこでも行けるしね。高速使ってると36Kmくらいは燃費が伸びる。6速突っ込んだままならもう少し伸びそうだけど、高速道路でも美味しい回転数をキープしたくて4速使ったりしちゃうから(笑)
ネガティブ面としては、他の人のブログにも書いてあった減速時のエンストなんだけど、黒猫のGSXにもたまに症状は出るんだよね。これは高回転域からの急激なアクセルOFFと減速による一瞬の失火が原因なのかな?ギア入れてあればアクセルONで再始動するし、信号待ちで停車した時であればセル一発で始動するんであんまり気にしてない。
一番気になるネガティブなところは
錆。。。。
住んでる所が海の近くで、港やドックに停めているってのも理由かもしれないけど、それにしても酷い。
インナーチューブはどんなにメンテナンスしてても、気がつくと茶色い点錆。
フレームやマフラーの溶接部分も気がつくと薄っすら茶色い憎い奴が。
これは部品材料の品質、塗装や仕上げが低コストなのが理由だろうな。
ボルトやナットのメッキの方が高品質みたい・・
最近は半ば諦めつつあるんでCRCをさっと吹きかけるくらいしか対処しなくなってきた。手入れをしつつシャビーな雰囲気にやがてなっていくんだろうな。
黒錆化させるとかナイフみたいにやればいいんだろうけどね。
友人や家族にはマフラー改造すると音がうるさいから嫌いなんだよねって言っていながら、実は前にヨシムラに電話して、ヨシムラのタイ工場で作ってるGSX-S150用のマフラーって、日本で売ってるGSX-S125用と一緒ですか?って質問したんだ。答えは、150cc用は別物ですが日本では販売していませんってことだったんで、そのうち海外通販でもするかなって考えてはいるけどいつになることやら・・
フィリピンに行った時に買って持って帰ってくればいいのかな(笑)
オートバイと死
夏の終わりに、指の先っぽをほんのちょっぴり海の事故で無くしたんだけど、やっと新しい爪に指先が覆われてきた。
手術をしてくれたドクターからは、「思ったより組織が再生しましたね。移植手術の必要はありませんね」と言われた指先は、軽い痺れと縫い傷が残ったけど、昔の指紋認証の情報では、スマホが起動しないくらいの不便さしかない状態にまで回復した。
さて・・・・
昨日の夜、彼女からある若者が死んだと聞いた。
うちのチビの一つ上の学校の先輩。
黒猫の彼女とも浅からぬ縁がある子だった。
オートバイの運転中、何らかのトラブルで反対車線に飛び出てしまい路線バスに。
100キロのスピードで40キロで走ってくるバスにぶつかれば、生身の身体がどんな風になるのか想像がつく。
この歳になって、またこのみぞおちに何かがこみ上げてくる感覚を思い出した。
中学の頃に何度か話をしたことがある暴走族だった先輩。
一緒にバンドをやっていたギターリストの彼女。
出入りしていたオートバイ屋の同じ歳だったメカニック。
みんな突然いなくなるんだよね。
黒猫はオートバイに乗る時にいつもビビってる。
家族には運転が上手いとか自信満々に言ったりするんだけどね。
18歳の冬、大事だった2サイクルの250ccを廃車にした時からずっとビビってる。
大人になって家族が出来た時に、弟から言われたんだ。
「オートバイって乗り物はとても危険だよ。移動手段なら車でもいいはずだよね?
事故に遭った時のことを考えないの?自分が楽しいからと乗り回していて死んだら?
残される人の事を考えず、楽しいって理由でオートバイに乗るのは傲慢だよ。」
ってね。
彼は子供の頃からとても冷静なヤツで、石橋を叩いても渡らないタイプで自分のことを臆病な人間と言っていた。楽しそうだと感じたら、その先に何があるかわからなくても、とりあえずダイブする黒猫とは大違いだったんだ。
その話を聞いた時、すごくイラっとしたけど、家族を持って少しは大人になっていたから、その時は彼の話をウンウンと聞いていたんだ。そして考えてみるとだけ答えたんだ。
今こうして乗っているのは、時間をかけて色々と考えたんだ。
出した答えはそれでもオートバイに乗って行こうと。
だって大好きだから。
その為には常に臆病者でいようと決めた。
人と走っていても、自分が制御できるスピードで無いと判断したら、その時は置いていかれようと。オートバイに乗っていて偶然生き残ったんじゃなくて、必然として乗り続けていきたい。もっともっと楽しみたいからね。
そして大好きな家族の心にぽっかりと穴を空けたくないから。
船での仕事中の事故については・・・もっと考えないといけないと感じてる。
一緒に働いてきた船乗りの先輩達が、どうして後輩に対してあんな厳しい口調で注意をしていたのか。答えが出たような気がする。
切断面に人工皮膚を2枚縫い付けて整形した所は皮膚が覆ってくれたんで指先の形になっている(笑)
細胞たちよ!今回もお疲れ様!って気分。
新型KATANAで旅をしてみたよ
ちょっとした飲みの席で決まったキャンプツーリング。
昔すごく嫌いだった奴と、時間を経て会い親交を温めるみたいなイメージがあって、同窓会と名のつくものには参加しないことにしているんだけど、バイクが好き同士で気の合った奴となら昔話も楽しいかな?ってことで数年前に一度小さな集まりに参加した。
その時のメンバーがたまに集まってお酒を飲んでるんだけど、そこで数日バイクで旅をしよう!って話になったんだ。
まぁ一人は、大人になってからも連んで遊んでた気心の知れた男だし、レンタルで大型バイクを借りて、時間の許す限りただ走ってるってのが楽しいと思ったわけ。
そこで
新型KATANA
まぁかっこいいよね。
賛否はあるみたいだけど、スズキがカタナって命名したんだから
これは間違いなくカタナでしょ(笑)
「こんなのニンジャじゃない!」ってあんまり聞かないし、XSRにRZ風カラーが出ても自然な気がする。なのにカタナはどうしてこうも叩かれるんだろ?
細かいインプレッションは、数多の人たちが書いてるんで、それを読むと大体あたってると思うよ。とても良いオートバイ。よく出来てる。
排気音なんてサンプリング?って思うくらい、4発の大排気量バイクに求められてる音だし、これ買ったら幸せになれる?って真剣に考えちゃった。
そして昔43psか45psかで騒いでいたのがアホらしいほど早い。
スリッパークラッチはアクセルのオフがすごく楽。
某長野県のとある山道で、工事用信号で停車中の軽自動車の前にバイクを滑り込ませちゃったんだけど、その軽自動車のドライバーさんは地元の血気盛んな元気な人だったみたいで、後ろから最高のドライビングテクニックを黒猫に披露してくれたんだけど、そんな最高のドライビングテクニックを前にしても、初めての道の短い直線を一気に加速して、コーナー手前でアクセルをオフ、ブレーキングって動作にギクシャクすることなく次の加速に移れる。とてもスムーズなんでリアシートにキャンプ道具を積んでいても安心。人様のバイクだから、トルクコントロールを実感する前にセルフコントロールしなくちゃいけなかったけどね(笑)
176センチで両足のかかとが少し浮くくらいだし、言うほど腰高な印象はないし、キャンプ場でもコンビニでも取り回しに気を使うことなかったな。
ツーリングバックを積んで快適に走るには、もう一工夫必要だったけど、それはオーナーにのみ許される楽しみ(苦しみ)ってことかな。
ガソリンタンクの容量が小さいから190キロ走行毎に給油なんだけど、この道具はこういうスペックなんだという割り切りがあれば許せる範疇かな・・・多分(笑)
ガソリンスタンドを見かける度に給油すればいいだけだしね。DUCATIのMH900eの5ℓタンクよりはマシ・・・
例えば、仕事帰りに青山の事務所を出て246〜環八、そして第三京浜へ。家に帰るには横浜新道に乗ればいいけど、今夜はもう少しこいつと一緒に過ごしたいから首都高へ・・・幕張あたりでガソリンが無いのに気がついた。昨日給油したばかりなのに。
俺もまだまだ若いな(笑)と言いながら、路肩でJAFを待ちながら、この新しいKATANAを眺め一服。そんな酔狂を楽しめる人は買った方がいいバイク!!
旅の途中で37年ぶりに会う友人は昔と同じくKAWASAKIに乗っていた。
今は本州の半分を縦断するくらいの距離に住んでいても、その気になればバイクで一瞬にお互いを手繰り寄せられるんだね。
修学旅行の代わりに三宅島でキャンプしていたあの頃みたいに、一人は几帳面にキャンプ道具を展開する。もう一人はラフに道具を使い肉を焼く。その間で、二人が用意したご馳走をちゃっかり頂く黒猫。30年以上経過しているのに、10代のあの頃のままな気がする(笑)
全行程1111キロ
※覚書
越前ガニは美味しい。
店らしい店が無い道路沿いにある「あら汁」の暖簾は見逃すな。
新型カタナは高速に乗る前に必ず給油。